色々な情報がありますが、少しでも選択枝が広がるように、
今年も健康記事を書いていきます。
昨年も少し書きましたが、今日は卵子について
前回の記事はこちら → まだ間に合う?もう遅い?妊娠可能時期。
一般的に卵胞数は胎児の時点がピークで約700万個。
誕生時に100万個、初潮時で約30万個にまで減り、その後は毎月、1個の排卵のために約千個を消費しながら、よりよい卵子を選別し排卵します。
毎回一個づつ減っていくのではなく、
たまに、ピルを飲んでいるから卵子は減らないと思っている方もいらっしゃいますが、
排卵しなくても、卵子の数は毎月減っていきます。
残りの卵胞が約2万5千個になった時点で、卵巣が一回の排卵に使う卵胞数を減らす「出し惜しみ」を始め、
その年齢が一般的に37歳前後のため、昨今言われ始めた卵子の老化年齢の目安に35~37歳が使われているということです。
ただ減り方には個人差もあり、まれに20代でその時期を迎える人もいます。
もともと卵子を持てる数は生まれる前に決まっています。
なので、その数が少ない方もいれば、多い方も居るという事です。
以前も書きましたが、残りの卵子の数が予想出来るのが
卵巣予備能テスト【AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査】
あとどれ位、卵子が残っているかの目安が分かる検査です。
血液摂取で検査ができ、検査後、病院によって多少差があるところもありますが、
大抵1週間後に検査結果が出ます。
この数値は平均値より多すぎても少なすぎてもよくないと言います。
少ない場合、それだけ妊娠出来る可能性が低くなり、
逆に多すぎる場合は、在庫はあれど排卵しにくい「多嚢胞性(たのうほうせい)卵巣症候群」の可能性があります。
また、妊娠出来るかどうかは、数値だけでなく、
・その方の年齢
・卵子の元気さ(つまり質)
・体温(低い方よりも、高い方の方が血液循環が良いため、妊娠しやすい状態になります)
などなど、この数値が全てではないのですが、今の自分の状態を確認し、
また【子供を生む事】が自分の人生の中で選択肢に入っているのであれば、
これからの人生設計をする上で、【時間がどれだけあるか】をきちんと認識するのには、役に立つと思います。
女性は妊娠出来る時期に限りのあるもの。
年齢が高くなっても、今は医療が発達しているので産める方もいます。
でも、年齢が高くなればなるほど出産出来る可能性は減り、その分色々なリスクが高くなっていきます。
本当にまだ大丈夫な状態での思いや考えと、
残り少ない時間の中での思いや考え。
状況が違っても、同じ方は良いかもしれませんが、そうでない方は意外と多いもの。
時間は過ぎていくものです。
「あの時、ああしていれば良かった」「こうしていれば良かった」など
後悔しない選択をしていきたいものですね。