さて。前回の続き。
今日は免疫の仕組みについて。
そもそもなんで、熱が出るか知ってますか?
風邪もインフルエンザもウィルス性疾患なのですが
ウィルスは38度から40度になると活性を失います。
そして、ウイルスを退治する体内の白血球たち。
主にリンパ球が活性化するのにも同じくらいの体温が必要です。
(体温が1度上げるごとに7倍免疫力が上がるのは前々回お伝えした通り)
つまりは、ウィルスを退治するのには、体温が上がるのが必須なんですね。
そして、逆を言えばウィルスを退治するのに、
体温が上がらないと殺せない or 殺すのに時間がかかる、ということ。
「あれ?じゃ解熱剤って熱下げるんじゃない?」
「それって体内のウィルスってどうなっちゃうの?」
と思いませんか?
体内にウィルスがいるから、それを殺すために体温が上がるのに
お薬で無理やり下げちゃったら?
体内のウィルスが殺せなかったら、身体は殺すために
また薬の効果が収まったときに、熱をあげますね。
よくある、“薬飲んだのにしばらくしたら熱が上がる”というやつです。
ちなみに、脳症になるののも、殆どが解熱剤を体内に入れている場合に起こります。
そりゃそうです。
熱を上げるのはウィルス殺したいからなのに、熱を下げて、免疫たちに働かせないのですから。
殺されなかったウィルスたちはどうなるか?
もちろん、体内に繁殖します。
昔はこれをちゃんとドクターたちはわかっていたので、
そんなに強い薬を使っていなかったからまだマシでしたが
今は、「仕事休みたくない!」「すぐになんとかしたい!」
と、患者も医者も、結果を求めすぎているのでしょうね。
身体って、自然の摂理で動いているので、
そんなに都合よくいかないのです。
でも、身体ってちゃんとケアして上げると
薬をやたらに入れるよりも、本当はちゃんと自力でウィルスたちと戦ってくれるんですよね。
本来自分の力でなんとかしなくてはいけないのに、薬の力にばかり頼っていると
後で必ずしっぺ返しがくるのは自然の摂理なのです。
薬はどんなものでも、殆ど副作用ってありますからね。
だから飲むときは、ちゃんと副作用を理解してから摂りましょうね。
と。また長くなってしまったので。また次回!!